北朝鮮の核問題を巡り、次の6か国協議で焦点となる核計画申告に対する検証手続きの文書化に、北朝鮮が難色を示していることが29日、明らかになった。
日米両国はワシントンで28日(日本時間29日)に行った6か国協議の首席代表会合で、核計画申告に対する検証手続きを文書にして確認する方針で一致している。この問題で北朝鮮との調整が難航すれば、当初10月中に予定していた6か国協議の再開がさらに遅れる可能性もある。
複数の6か国協議筋によると、北朝鮮は、検証手続きの文書化は次回6か国協議の議題から先送りし、寧辺(ヨンビョン)の核燃料棒抜き取りなど「核の無能力化」と、見返りとしての重油95万トン相当の経済・エネルギー支援の実現を優先して協議したい考えを示しているという。
北朝鮮が今年6月に提出した核計画申告の検証手続きは、今月1〜3日の米朝協議で合意に達した。〈1〉日本を含む6か国すべてが検証に参加できる〈2〉サンプル採取など科学的手法を使用する−−などが柱で、日本は合意が骨抜きにされないため米朝合意を6か国協議で文書にして確認するように米国に要求してきた。

